OA枠は不在も、T・アルマダ(中央)を筆頭に豪華な面々が揃う [写真]=Getty Images
AFA(アルゼンチンサッカー協会)は4日、パリオリンピック2024(パリ五輪)に向けたU-23アルゼンチン代表の候補メンバー23名を発表した。
現在、U-23アルゼンチン代表は五輪本大会では2大会連続でグループステージ敗退に終わっている。リオネル・メッシ、セルヒオ・アグエロ、アンヘル・ディ・マリア、フェルナンド・ガゴ、エセキエル・ラベッシらの若きタレントに加えて、オーバーエイジ(OA)枠でフアン・ロマン・リケルメ、ハビエル・マスチェラーノ、ニコラス・パレハを擁した2008年の北京五輪以来、4大会ぶりの金メダルを目指す。
かつて選手として金メダルに輝いたことのあるマスチェラーノが、監督として指揮を執るチームは、南米予選・決勝リーグにおいて、2大会連続で金メダルを獲得していたU-23ブラジル代表、同ベネズエラ代表を抑えて2位に入り、同パラグアイ代表とともにパリ五輪出場権を獲得。3大会連続の五輪行きを決めた。
今回、マスチェラーノ監督は23名の選手を招集。国内の名門であるボカ・ジュニオルスから最多4名の選手が選出されたほか、FIFAワールドカップカタール2022にも出場したティアゴ・アルマダを筆頭に、ルーカス・エスキベルなどA代表招集歴のある選手もメンバーに名を連ねた。既にヨーロッパで活躍しているアラン・バレラやルーカス・ベルトランもリスト入り。既にマンチェスター・シティが獲得を発表しており、現在はレンタル移籍という形でリーベル・プレートに残っている18歳の“至宝”ことクラウディオ・エチェベリも選ばれた。
一方で、今夏にA代表がコパ・アメリカ2024を控えていることもあって、パリ五輪出場を熱望していたエンソ・フェルナンデスや、アレハンドロ・ガルナチョ、バレンティン・バルコ、バレンティン・カルボーニといった面々は、現在A代表の合宿に参加しているため、今回はメンバーに含まれていない。同様の理由で、アルゼンチン『TyCスポーツ』など複数のメディアによって、OA枠でパリへ向かう可能性が報じられていたGKエミリアーノ・マルティネス、ニコラス・オタメンディ、フリアン・アルバレスの3名も、今回は招集されなかった。
若きアルゼンチン代表は、現地時間の5日から合宿をスタートさせ、8日と10日には共に南米予選を勝ち抜いたU-23パラグアイ代表との強化試合に臨む。その後、本大会に臨む18名のメンバーが正式に発表される。
今回発表されたU-23アルゼンチン代表の候補メンバー23名は下記の通り。
▼GK
レアンドロ・ブレイ(ボカ・ジュニオルス)
ファブリシオ・イアコヴィッチ(エストゥディアンテス)
▼DF
マルコ・ディ・チェーザレ(ラシン・クルブ)
ブルーノ・アミオネ(サントス・ラグナ/メキシコ)
ルーカス・エスキベル(アトレチコ・パラナエンセ/ブラジル)
ゴンサロ・ルハン(サン・ロレンソ)
ケヴィン・ロモナコ(ティグレ/メキシコ)
ホアキン・ガルシア(ベレス・サルスフィエルド)
ダミアン・フェルナンデス(ベレス・サルスフィエルド)
▼MF
ケビン・セノン(ボカ・ジュニオルス)
エセキエル・フェルナンデス(ボカ・ジュニオルス)
クリスティアン・メディーナ(ボカ・ジュニオルス)
クラウディオ・エチェベリ(リーベル・プレート)
フアン・イグナシオ・ナルドーニ(ラシン・クルブ)
アラン・バレラ(ポルト/ポルトガル)
サンティアゴ・エッセ(オリンピアコス/ギリシャ)
ティアゴ・アルマダ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ)
▼FW
パブロ・ソラーリ(リーベル・プレート)
ルチアーノ・ゴンドウ(アルヘンティノス・ジュニオルス)
ルーカス・ベルトラン(フィオレンティーナ/イタリア)
サンティアゴ・カストロ(ボローニャ/イタリア)
ジュリアーノ・シメオネ(アラベス/スペイン)
ティアゴ・フェルナンデス(ベレス・サルスフィエルド)
By サッカーキング編集部
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