人種差別被害を恐れ、ロシア移籍を断念したボラシエ [写真]=Getty Images
コンゴ代表MFヤニック・ボラシエは、人種差別被害を恐れてロシア移籍を断念していたことを明かした。4日、イギリス紙『スカイスポーツ』が報じた。
30歳のボラシエは、今夏エバートンからスポルティングへ、1年間のレンタル移籍を果たした。しかしその裏では、ロシアのCSKAモスクワからのオファーを、人種差別のリスクを理由に断っていた背景があったようだ。
ボラシエがそう考えたきっかけとなったのは、同じく今夏ロシアのゼニトへ移籍した、ブラジル代表FWマルコムが受けた一部ファンからの対応にあった。彼らはマルコムに対し、「黒人選手がいないことは大事な伝統」と書かれたバナーを掲げ、加入を歓迎しなかった。
今季は、フランス代表MFポール・ポグバやベルギー代表FWロメル・ルカクなどに対して、各国リーグで人種差別被害が続いている。
Nah g not on that Malcom treatment 🌚
— Yannick Bolasie (@YannickBolasie) August 7, 2019
By サッカーキング編集部
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