シャペコエンセのユニフォーム、需要が急増しているようだ [写真]=Getty Images
11月29日に発生したチャーター機墜落事故で、ブラジル1部リーグに所属するシャペコエンセの選手やクラブ関係者の多くが犠牲になった。同クラブに対する哀悼や支援の輪が世界中に広がる一方で、需要が急増するユニフォームの生産が追い付かないという問題も起こっているようだ。4日付のブラジルメディア『UOL』が伝えている。
突然の悲劇に襲われたシャペコエンセに対して、世界中のサッカーファンが哀悼の意を表し、同クラブを支援しようとする行動が広がっている。12月11日に延期されたブラジル全国選手権の最終節・パルメイラスvsヴィトーリアでは、両チームの選手たちがシャペコエンセのユニフォームを着用してプレーすることが決定。その他にも、ユニフォームを着用したり、掲げたりするために購入を望むファンが絶えないという。
シャペコエンセのオフィシャルサプライヤーであるアンブロによれば、ユニフォームに使われている緑色の生地の在庫が尽き、生産が追い付かない状態とのこと。それでも世界各国から届く需要に応えるために、工場の労働者を増員して年末休暇も先送りすることで対応するそうだ。
アンブロの関係者は、「全ての需要に応えるためには、莫大な労力が必要だ。しかし、シャペコエンセにはその価値がある」とコメント。世界中から集まる哀悼や支援の気持ちに全力で応える姿勢を示している。
(記事/Footmedia)
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