4日の試合の前には奇跡的に生存した選手たちが祈りを捧げた [写真]=Getty Images
シャペコエンセ(ブラジル1部)が15日、カンピオナート・カタリネンセ(サンタカタリーナ州選手権)セカンドステージで優勝に輝いた。大手メディア『ESPN』が伝えている。
昨年11月にコパ・スダメリカーナ2016の決勝会場に向かう途中で、選手、クラブ関係者を乗せた飛行機がコロンビアで墜落し、搭乗者の大半を占める70人以上が犠牲となったシャペコエンセ。その後、新たな選手たちを加え再始動し、州選手権で奮闘していた。ファーストステージは惜しくも2位だったが、セカンドステージは1試合を残して見事に優勝を手にした。
事故当日のコパ・スダメリカーナ2016決勝では、対戦相手のアトレティコ・ナシオナルが試合を辞退し、優勝を譲ったため、タイトルを獲得していたシャペコエンセだが、実際に対戦して勝ち取ったタイトルは事故後初めてとなった。
シャペコエンセは今月4日に行われた、レコパ・スダメリカーナ2017のファーストレグでも2-1で勝利。同大会は、南米の2大カップ戦を制したチーム同士が対戦する。今年は、コパ・リベルタドーレス2016の王者であるコロンビアのアトレティコ・ナシオナルと、コパ・スダメリカーナ2016の優勝チームであるブラジルのシャペコエンセの対戦となっており、セカンドレグは5月10日にアトレティコ・ナシオナルの本拠地エスタディオ・アタナシオ・ヒラルドで行われる。
By サッカーキング編集部
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