アルゼンチン代表としても長く活躍したマスチェラーノ [写真]=Getty Images
元アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノが現役引退を表明した。所属クラブのエストゥディアンテスが15日、公式サイトを通じて発表している。
現在36歳のマスチェラーノは、母国のリーベル・プレートでプロキャリアをスタート。ブラジルのコリンチャンスを経て2006年夏にウェストハムに移籍すると、その半年後にはリヴァプールへと加入した。同クラブでは元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード、元スペイン代表MFシャビ・アロンソらとともに中盤を支え、一時代を築いた。
2010年の夏にはリヴァプールからバルセロナへ移籍。当初はボランチとして期待されたものの、次第にCBの新境地を開拓してレギュラーに定着した。2018年までの在籍でリーガ・エスパニョーラを4度、チャンピオンズリーグを2度制覇するなど数々のタイトル獲得に貢献し、バルサの黄金期を支えた。2018年に中国スーパーリーグの河北華夏へ移籍すると、その翌年にはエストゥディアンテスに加入し母国へと復帰した。
また、アルゼンチン代表としても公式戦通算133試合に出場。ワールドカップで2006年のドイツ大会から2018年のロシア大会まで、4大会に渡って主力として活躍し、ブラジル大会では母国の決勝進出に大きく貢献した。
マスチェラーノは引退に際してこのようにコメントした。
「私のキャリアを終える時だ。ここ数カ月で起こったことについて、その間ずっと考え続けきたが、最も正しいのは今キャリアを終えることだ」
「私は100%の力でこの仕事を続けてきたし、最大限の力を出してきた。しかし少し前からそれが難しいことに気づき、アルゼンチン復帰に当たり信頼してくれたエストゥディアンテス、僕のチームメイト、そしてこの仕事への信頼を欠きたくなかったんだ」
By サッカーキング編集部
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