ドウグラス・コスタらを擁するも低迷するグレミオ [写真]=Getty Images
10月31日に行われたカンピオナート・ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)第29節グレミオ対パルメイラス戦での出来事が話題を呼んでいる。同日、ブラジルメディア『グローボ・エスポルチ』が報じた。
ホームのグレミオは12分に先制したが、前半アディショナルタイム1分にPKで追いつかれると、その4分後に逆転を許す。86分には同点ゴールを挙げたかに思われたが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)が介入し、微妙なオフサイド判定でゴールが取り消される。試合終了間際には3失点目を喫し、1-3で敗れた。
同試合後、敗戦の一因となったPKの判定に激怒したグレミオサポーターの一部がピッチ上に侵入。オンフィールドレビュー用のVARエリアにあったモニターなどの機器のほか、インタビュー用の広告パネルなども破壊した。また、パルメイラスの観客エリアに侵入し、アウェイサポーターと衝突したグレミオのファンもいたという。
さらに主審の報告書によると、グレミオに所属するDFラフィーニャはハーフタイム中、審判団に対し、「お前たちはめちゃくちゃにされるぞ。俺たちを妨害しにきたんだろ。お前とVARは俺たちに危害を加えに来たんだ。くたばれ、地獄に落ちろ」などと暴言を吐いたという。
この騒動を受け、グレミオには数試合のスタジアム占有権はく奪や罰金などの処分が科される可能性があるようだ。
2017年にはコパ・リベルタドーレスを制したグレミオだが、今季は低迷。リーグ戦では20チーム中19位で降格圏に沈んでいる。
By サッカーキング編集部
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