ウルグアイのリーグ戦が延期となった(写真は2016年)[写真]=Getty Images
ウルグアイのプリメーラ・ディビシオン(1部)のトルネオ・アペルトゥーラ(前期)第5節が、審判への侮辱や脅迫により開催見合わせとなっている。イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えている。
トルネオ・アペルトゥーラは第4節まで消化し、第5節は5日から開催が予定されていたが、3試合を終えたところで残りの試合は延期となった。
同メディアによると、6日に行われたダヌービオ対ペニャロール(1-0でペニャロールが勝利)戦後に公式カメラマンがグスタボ・テヘラ氏に暴言を吐いたほか、ナシオナル・モンテビデオ対トルケ戦前には副審を務める予定だったマルティン・ソッピ氏について脅迫があったため事前に交代する策がとられていた。
こうした状況を受け審判員協会(AUDAF)は「審判員の保護と安全が得られるまでは再開しない」と声明を発表。「いかなる場合においても、こういった事実は容認できない。AUDAFは、会員や活動に関わるいかなる声明、脅迫、攻撃を認めない」と強く非難している。
AUDAFは再開に向けてウルグアイサッカー連盟(AUF)と今後会談を設ける予定となっており、一連の脅迫や暴力行為は当局に報告されていると明かした。またAUFは「AUDAFの措置を受け、AUFの全カテゴリーについて追って通知があるまで停止することをお知らせします」と声明を発表し、「AUFは、ウルグアイのサッカー大会への参加者に対するいかなる(脅迫)行為も拒否します」として連帯を示すとともに「我々は加害者の特定と処罰に努めます」と伝えている。
By サッカーキング編集部
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