ロサリオ・セントラルを率いるテベス監督 [写真]=Getty Images
ロサリオ・セントラルを率いるカルロス・テベス監督が、古巣との一戦を前に心境を明かした。アルゼンチンメディア『Télam』が前日会見の模様を伝えている。
テベス監督は6月21日にロサリオ・セントラルの指揮官に就任。就任時はリーガ・プロフェッショナル4試合を終えた段階で28チーム中22位につけていたが、現時点では13試合を消化した段階で17位。現地時間の17日には、現役時代に長らくプレーしたボカ・ジュニオルスとの対戦に臨む。
かつてクラブに数々のタイトルをもたらした“レジェンド”が帰還すること受けて、ボカのサポーターは本拠地のあるラ・ボカ地区で歓迎ムードとなっている。ホームスタジアム『ラ・ボンボネーラ』付近の壁にはテベス監督のイラストと歓迎のメッセージが描かれたようだ。
これらの対応について問われたテベス監督は、「ボカのファン・サポーターは僕にすべてを与えてくれた。今も変わらずに愛情を示してくれて、本当に感謝している。ボカはこれからもずっと僕の故郷だ」と感謝の言葉を述べた。「それでも、ロサリオ・セントラルは僕にチャンスを与えてくれたクラブだ。明日は勝利だけを考えたい」と続け、今は自身の率いるクラブの勝利にフォーカスしていることも補足している。
監督キャリアをスタートさせてから初となる古巣との一戦に向けて、テベス監督はどのような準備をしているのか。「試合中ずっと守り続けることは難しいだろう。ボカには簡単にマーカーを外せる選手がいるしね。守備固めだけのプランは考えていない。元来サッカーはそのようなものではないはずだ」と話した後、「僕らには準備されたプランがあり、相手も多くのオプションを準備しているだろう」と続けた。
また、テベス監督は「選手たちにはラ・ボンボネーラでプレーするという経験を楽しんでほしい。あれだけ多くの観衆、そして熱狂に包まれるスタジアムでプレーできることは普通では考えられないのだから」と述べている。「良い結果を出せるように頑張るよ」と意気込んだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト