サッカーの“王様”ことペレ氏 [写真]=Getty Images
かつてブラジル代表を3度のFIFAワールドカップ制覇に導いた“サッカーの王様”ことペレ氏の健康状態が悪化しているという。ペレ氏が入院しているサンパウロ市内の病院が21日に明かした。
現在82歳のペレ氏は、2021年9月に大腸腫瘍の手術を受けて以降、定期的に入退院を繰り返しており、今年の11月29日に再び入院していた。当初、娘のケリー・クリスティーナ・ナシメント氏は“緊急事態”であることを否定。病院も呼吸器感染症および2021年9月に発覚した結腸がんの化学療法ついての見直しで入院したことを公表しており、集中治療室ではなく病室で日々を過ごしていた。FIFAワールドカップカタール2022も病室で観戦しており、決勝戦の後にはSNSを通じてワールドカップを戦った選手たちに祝福の言葉を贈っていた。
しかし、現在になっても状態は思わしくないという。病院は改めてペレ氏の容態を公表。「がんが進行しており、腎臓と心臓の機能不全に関する、さらなるケアを必要としている」と明かした。
ケリー・クリスティーナ・ナシメント氏も自身の公式Instagram(@iamkelynascimento)にて、医師との話し合いの結果、今年のクリスマスは病室で過ごすことを決めたと報告。「私たちはいつも通り、ここブラジル、そして世界中で皆が捧げてくれる全ての愛情に感謝します」とメッセージを送っただけでなく、来週にも新しい情報を伝えると記した。
By サッカーキング編集部
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