現役引退を表明したレイヴァ(写真は2022年) [写真]=Getty Images
グレミオ(ブラジル1部)に所属する元ブラジル代表MFルーカス・レイヴァが、18日に自身のインスタグラムを更新。心臓の問題により現役を引退することを表明した。
グレミオは2022年12月13日、レイヴァの健康状態についてクラブ公式サイトで声明を発表。プレシーズンを前に行われる定期検査においてレイヴァの心拍が異常な数値を記録したことを明かしていた。これにより、レイヴァは追加の検査と治療が完了するまで、アスリート活動を中断。最終的にピッチに戻ることは叶わず、スパイクを脱ぐ決断を下した。
現在36歳のレイヴァは、自身のインスタグラムで次のように現役引退を表明している。
「現役生活に別れを告げる日が来た。残念ではあるけれど、振り返ってみると自分が築いてきたキャリアに感謝するばかりだ。14歳の時、僕はサッカー選手になるという夢を求めて家を飛び出した。16歳でグレミオに入団し、ビッグクラブでのプレーがどういうものなのかを感じ取り、夢が実現に近づいていることを実感した」
レイヴァは、グレミオでのプロデビューや、約10年間にわたり在籍したリヴァプールでの日々、熱狂的なサポーターに支えられたラツィオ時代、2022年のグレミオへの帰還などを回想。現役を引退することになった心境を綴った。
「これまでに僕を助けてくれた一人ひとりに対して感謝の言葉を贈りたいと思う。このようなキャリアを築くことができたのは、多くの人々のおかげ。夢の基盤となり、支えとなり、いつも信じてくれた家族。コーチ、チームメイト、友人、そしていつも一緒にいてくれたファンの皆さん。僕の旅路に関わってくれた人々こそが、キャリアにおいて重要な存在だった」
「フットボールよ、ありがとう。世界中のファンの皆さん、ありがとう。これから始ま僕の人生の新しいサイクルを、これからも応援してくれると信じています。大きなハグを。ルーカス・レイヴァ」
レイヴァは、現役生活で公式戦586試合に出場して、16ゴール33アシストをマーク(グレミオ、リヴァプール、ラツィオ)。ブラジル代表としても国際Aマッチ24試合に出場している。
By サッカーキング編集部
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