アルゼンチン代表はキュラソー戦にてファンへのW杯優勝報告も実施 [写真]=Getty Images
アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン/フランス)が、28日に行われたキュラソー代表との国際親善試合で同国代表での通算「100」ゴールを記録した。
昨年開催されたFIFAワールドカップカタール2022にて9大会ぶり3度目の世界王者に輝いたアルゼンチン代表は、3月のインターナショナルマッチウィークにて母国での“凱旋試合”2試合を実施。初陣となったパナマ代表戦は78分にティアゴ・アルマダ(アトランタ・ユナイテッド/アメリカ)のゴールで先手を取ると、試合終了間際の89分にはメッシが直接フリーキックでキャリア通算「800」ゴール目を記録し、2-0で勝利していた。
こうして迎えたキュラソー代表との一戦は、国内北部に位置するサンティアゴ・デル・エステーロ州の『エスタディオ・ウニコ・マドレ・デ・シウダデス』で開催。試合は20分、ペナルティエリア内でジオヴァニ・ロ・チェルソ(ビジャレアル/スペイン)からのパスを受けたメッシが、切り返しから右足シュートを沈め、アルゼンチン代表が先手を取った。
メッシはこの先制ゴールで、アルゼンチン代表での通算ゴール数が「100」に到達。“アルビセレステ”のユニフォームを身に纏っての出場174試合目にして、同国史上初となる偉業を達成した。メッシが初めてアルゼンチン代表としてゴールを決めたのは2006年3月1日に行われた国際親善試合のクロアチア代表戦。そこからおよそ17年が経過した現在もアルゼンチン代表の中心に君臨し、母国開催の一戦で歴史に名を刻んだ。なお、データサイト『transfermarkt』によると、通算ゴール数「100」の内訳はFIFAワールドカップで「13」、FIFAワールドカップ・南米予選で「28」、コパ・アメリカで「13」、国際親善試合で「46」となっている。
なお、アルゼンチン代表はこの後怒涛のゴールショーを披露。23分にニコラス・ゴンサレス(フィオレンティーナ/イタリア)がゴール前のこぼれ球を頭でねじ込むと、33分にはN・ゴンサレスのパスを受けたメッシがペナルティエリア右から左足でシュートを沈める。35分にメッシの落としからエンソ・フェルナンデス(チェルシー/イングランド)が豪快なミドルシュートを叩き込み、その2分後にはロ・チェルソからのパスを受けたメッシがドリブルでの持ち運びから左足で流し込んだ。ハットトリックを達成したメッシは、アルゼンチン代表での通算ゴール数を「102」まで伸ばしている。
後半にもアンヘル・ディ・マリア(ユヴェントス/イタリア)のPKとゴンサロ・モンティエル(セビージャ/スペイン)のゴールで2点を追加し、試合は7-0でタイムアップ。メッシの偉業達成と同時に、母国開催の2試合をともに完封勝利で飾り、スタジアムに駆け付けたファン・サポーターを興奮の渦に巻き込んだ。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト