性的暴行容疑をかけられたファルカン氏(写真は2015年) [写真]=Koki Suda
元日本代表監督のファルカン氏が、性的暴行容疑をかけられたことを受け、サントスのスポーツディレクター(SD)を辞任した。5日、自身のインスタグラムで発表している。
現在69歳のファルカン氏は、現役時代にブラジルを代表するボランチとして名を馳せた。同代表ではジーコ氏、ソクラテス氏、トニーニョ・セレーゾ氏とともに中盤で黄金のカルテットを形成。理知的なプレーと卓越した戦術眼から“走る指揮官”の異名をとった。
現役引退後はブラジル代表やインテルナシオナルなどの指揮官を務め、1994年にはハンス・オフト氏の後任として日本代表監督に就任。短期間の在任でタイトルには恵まれなかったが、積極的な若手起用により後の代表にレガシーを残した。
直近ではサントスのSDを務めていたファルカン氏だったが、居住しているアパートメントホテルの受付係から4日に性的暴行の告発を受けていた。ファルカン氏はインスタグラムで、次のような声明を発表している。
「サントス・フットボル・クラブのファンの皆さんへの敬意と、ピッチ上でのチームのパフォーマンスに関する最近の抗議への配慮から、私は本日をもってSDの職を離れることにしました。私の気持ちは、まず第一に、この組織のイメージを守りたいということです。また、今週金曜日の告発についてメディアで知った際には非常に驚きましたが、そのようなことはなかったと断言します パウロ・ロベルト・ファルカン」
By サッカーキング編集部
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