アルゼンチンに勝利を呼び込むゴールを決めたメッシ [写真]=Getty Images
FIFAワールドカップ2026南米予選第1節が7日に行われ、アルゼンチン代表とエクアドル代表が対戦した。
昨年行われたFIFAワールドカップカタール2022で、9大会ぶり3度目の頂点に立ったアルゼンチンが、次回大会に向けて新たなスタートを切る。初陣の相手となるのは、カタール大会の南米予選を4位で終え、2大会ぶりに出場した本大会ではグループステージ敗退となっていたエクアドルだ。アルゼンチンはリオネル・メッシを筆頭に、ロドリゴ・デ・パウルやエンソ・フェルナンデスらカタールW杯の主力が先発入りを果たし、アンヘル・ディ・マリアやフリアン・アルバレスらがベンチから出番を待つ。一方、エクアドルはペルビス・エストゥピニャンやモイセス・カイセドに加え、“絶対的エース”のエネル・バレンシアがキャプテンマークを巻いてスタメン出場している。
リーベル・プレートの本拠地『エル・モヌメンタル』でキックオフの笛が吹かれた一戦は、序盤からアルゼンチンのペースで進む。11分にはラウタロ・マルティネス、15分にはメッシがフィニッシュまで持ち込むシーンを作ったが決められない。その後も中盤の3枚にメッシが加わりながら攻撃を組み立てたが、エクアドルのブロックを敷いた守備を崩し切るには至らず。前半アディショナルタイムには右サイドで前を向いたデ・パウルからのアーリークロスをラウタロ・マルティネスがダイレクトで狙ったが、シュートはポストに嫌われた。前半はこのままスコアレスで終了している。
後半に入ってもアルゼンチン代表が攻める展開となり、57分にはニコラス・タグリアフィコがペナルティエリア手前から強烈なミドルシュートを放ったが、シュートはわずかにクロスバーの上へ。その後、状況の打開を図りたいアルゼンチンは62分にディ・マリア、77分にレアンドロ・パレデスとアルバレスをピッチに送り出した。
2番目の選手交代の直後、遂に試合が動く。78分、アルゼンチンはペナルティエリア手前中央やや左寄りの位置でフリーキックを獲得。キッカーを務めるのはもちろんメッシだ。いつも通り短めな3歩の助走から左足を振り抜くと、シュートは壁の上を越えてゴール左へ。GKエルナン・ガリンデスが反応できない一撃を突き刺し、アルゼンチンが先手を取った。
その後、アルゼンチンはボックス左のスペースでデ・パウルからのパスを受けたディ・マリアも決定機を迎えたが、左足で狙ったシュートはわずかに枠を外れる。後半アディショナルタイムにはペナルティエリア右に侵入したがデ・パウルが右足を振り抜いたが、シュートはGKガリンデスに阻まれた。
最終的にはこれ以上スコアは動かず、試合はこのままタイムアップ。ホームで苦しんだアルゼンチンだったが、“エース”の一撃で均衡を破り、南辺予選白星スタートを切った。
次節は12日に行われ、アルゼンチンは敵地でボリビア代表と、エクアドルはホームでウルグアイ代表と、それぞれ対戦する。
【スコア】
アルゼンチン代表 1-0 エクアドル代表
【得点者】
1-0 78分 リオネル・メッシ(アルゼンチン代表)
【スターティングメンバー】
アルゼンチン代表(4-3-3)
GK:E・マルティネス
DF:モリーナ、ロメロ、オタメンディ、タグリアフィコ
MF:E・フェルナンデス、デ・パウル、マック・アリスター(77分 パレデス)
FW:メッシ(89分 パラシオス)、ラウタロ・マルティネス(77分 アルバレス)、N・ゴンサレス(62分 ディ・マリア)
エクアドル代表(5-3-2)
GK:ガリンデス
DF:ウルタド(81分 プレシアード)、F・トーレス(81分 メナ)、アルボレダ、パチョ、エストゥピニャン
MF:シフエンテス(68分 オーティズ)、グルエソ、カイセド
FW:プラタ(68分 K・ロドリゲス)、E・バレンシア
By サッカーキング編集部
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