ブエノスアイレス市によりスタジアムでの着用が禁じられたフルミネンセのユニフォーム [写真]=Getty Images
ブラジルメディアの『グローボ・エスポルチ』が6日、コパ・リベルタドーレス2023王者フルミネンセ(ブラジル)のユニフォームがブエノスアイレスのスタジアムで禁止されたと報じた。
フルミネンセは、4日に行われた同大会の決勝でボカ・ジュニオルス(アルゼンチン)を破り優勝。すると、ボカと同じくブエノスアイレスを本拠地とするベレス・サルスフィエルドのサポーターの一部が「ベレスとフルミネンセの友好関係」を理由に、フルミネンセのユニフォームを着用して5日に開催されたタジェレス戦の観戦のためにホームスタジアムに向かった。
ベレスとフルミネンセの間に友好関係があるのは事実なのだが、ブエノスアイレス市は、ベレスサポーターによるフルミネンセのユニフォーム着用はリベルタドーレス決勝でフルミネンセに敗れたボカに対する挑発行為となる可能性があると判断。安全上の理由により、ブエノスアイレス市警によってフルミネンセのユニフォームを着たベレスのサポーターのホームスタジアム入場が禁止され、多くのフルミネンセのユニフォームが没収された。
その事態を受けベレスのサポーター団体は、声明で「(両クラブの友好関係により)20年以上前から、フルミネンセのフラッグやユニフォームをベレスのスタジアムで見るのはよくある光景だった」と説明し、フルミネンセのユニフォームを禁じたブエノスアイレス市に対し遺憾の意を表明した。
また、フルミネンセのユニフォーム着用を理由にスタジアム入りを警察に止められたベレスサポーターのひとりは「(ボカが決勝で敗れた)心の痛みを抱え続けている市の関係者がいるのかもしれない」と語った。
By サッカーキング編集部
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