来夏のアルゼンチン代表引退を表明したディ・マリア [写真]=Getty Images
ベンフィカに所属するアルゼンチン代表FWアンヘル・ディ・マリアが、コパ・アメリカ2024終了後に同代表を引退する意向であることを発表した。
現在35歳のディ・マリアは2008年9月に20歳でアルゼンチン代表デビューを果たし、これまで通算136試合出場で29ゴール29アシストを記録。コパ・アメリカ2021優勝を経験したほか、FIFAワールドカップカタール2022では決勝のフランス代表戦でゴールを決めるなど、5試合出場で1ゴール2アシストを記録し、アルゼンチン代表の9大会ぶり3度目の優勝に大きく貢献を果たした。
カタールW杯開幕前には同胞のFWリオネル・メッシとともに同大会終了後の代表引退の意向を示したとも報じられていたディ・マリアだが、W杯優勝を果たしたことで代表でのプレーを続ける意思を示したメッシの希望もあり、ディ・マリアもここまで代表でのプレーを続けている。
そんななか、ディ・マリアは23日に自身の公式インスタグラムを更新。「さて、僕にとって最後の大会がやってきた」と綴り始めながら、来年6月に開幕するコパ・アメリカ2024を最後にアルゼンチン代表から退くことを表明した。
「最近の皆の拍手がどれだけ僕の心を満たしたのか言葉では言い表せない。僕はその愛情とチームメイトからの愛情を毎秒楽しんでいる。彼らや友人たちなしではこの物語は同じ意味を持たなかっただろう。一人一人の愛情が今の僕を作ってくれた」
「残念ながら、スタジアムで起こった出来事を放置することはできない。誰もそのような扱いや暴力を受けるべきではない。試合を見て楽しむことだけが本来あるべきスタジアムの中で家族や子どもたちは怯えていた。そんなことは二度と起こらないことを願っている。僕たちは選手として常にファンを守る」
「僕がアルゼンチン代表のユニフォームを着るのはコパ・アメリカが最後になるだろう。心の痛みと喉のしこりを感じながらも、これを着て汗を流すという僕のキャリアの中で最も美しい出来事に誇りを持って別れを告げる。ファンの皆、家族、友人、チームメイトに感謝する。僕たちは歴史を作り続けていてそれは永遠に残っていくだろう。さあ行こう、アルゼンチン!」
By サッカーキング編集部
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