アルゼンチン代表を率いるスカローニ監督 [写真]=Getty Images
アルゼンチン代表を率いるリオネル・スカローニ監督が健康問題を抱えていたことを告白した。27日、元イタリア代表FWのクリスティアン・ヴィエリ氏の配信番組『ボボTV』のインタビューでスカローニ監督本人が語った。
スカローニ監督は21日に行われた「FIFAワールドカップ26」南米予選・第6節のブラジル代表戦後の記者会見で「自分には考える必要があるんだ。ハードルは非常に高く、継続すること、勝ち続けることは難しい。選手のことを考えると複雑だが、考える時が来た。このことを(アルゼンチンサッカー協会)会長、そして選手たちに伝えるつもりだ。この代表には、可能な限り多くのエネルギーを持ち、状態が良い監督が必要だ」と述べ、代表監督の辞任を示唆。アルゼンチン国内に大きな衝撃を与えていた。
そんななかスカローニ監督は、1990年代後半から2000年代前半にかけてイタリア屈指のセンターフォワードとして鳴らしたヴィエリ氏の番組で「(カタールでの)ワールドカップのあと、1月末頃だったと思うけど何かが発症したと感じたんだ。イタリアでは何というのだろうか…胃の中に何かが起こったんだ」と体に異変を感じたことを告白した。
そこで「ヘルペス?」と問われると、スカローニ監督は「そう。ヘルペスだ。ワールドカップが終了して一カ月後、アドレナリンが下がったあとに症状が出たんだ。解放されてリラックスしたらすべてが一気にふき出した」と語り、FIFAワールドカップカタール2022で受けたプレッシャーとストレスの影響が、緊張から解き放たれたあとに出てきたと説明した。
同番組においてスカローニ監督は自らの去就に関し語ることを避けたが、アルゼンチン代表監督として抱えた負担は大きかったようだ。
By サッカーキング編集部
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