母国チリの名門コロコロへの復帰を果たしたアルトゥーロ・ビダル[写真]=Getty images
チリの名門コロコロは22日、クラブ公式のX (旧Twitter)で同国代表MFアルトゥーロ・ビダルの加入を発表した。『ESPNチリ』によると、契約期間は1年間となる。
現在36歳のビダルは、2006年にコロコロでプロデビュー。2007年夏にはレヴァークーゼン移籍を果たし、初の欧州5大リーグに参戦。2011年夏にはユヴェントスに加入し、所属4シーズンでセリエA4連覇に貢献。2015年夏にはバイエルンへと活躍の場を移し、退団するまでの3年間で3回のブンデスリーガ優勝を経験した。2018年8月にバルセロナへ移籍すると、1年目でラ・リーガ優勝。2020年9月にはインテルに加入し5年ぶりのイタリア復帰を果たし、直後のシーズンにはセリエAでスクデットを獲得した。
その後、ヨーロッパに別れを告げ、2022年7月にブラジルのフラメンゴに移籍し、2023年7月からはアトレチコ・パラナエンセに所属。しかし、9月にチリ代表の一員として臨んだFIFAワールドカップ26・南米予選のコロンビア代表戦(0-0の引き分け)でヒザに重傷を負い、復帰に向けリハビリとトレーニングを続けてきたが、昨年末にアトレチコ・パラナエンセとの契約が終了しフリーとなっていた。
そんなビダルを巡っては、アルゼンチンのボカ・ジュニオルスやコロンビアのアメリカ・デ・カリが興味を示していると報じられていたが、このたび、17年ぶりとなる母国の古巣クラブへの復帰が発表された。
コロコロは公式Xで「王の帰還」と題し、「チリ史上最も勝利を収めた選手、偉大なるアルトゥーロ・ビダルを歓迎します。再会を楽しみにしてるよ、キング!」とビダル復帰に対する喜びを表明した。
By サッカーキング編集部
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