アマチュア選手のワルテル・ドミンゲスがウルグアイ代表に選出された [写真]=Getty Images
ウルグアイ国営メディアの『カナル5』や同国大手紙『エル・パイース』などは27日、地方のアマチュアチームでプレーする身でありながら、同国代表に選出されたフベントゥ・ソリアーノ所属のFWワルテル・ドミンゲスを特集した。
ウルグアイ代表は31日にアウェイでコスタリカ代表と対戦。ウルグアイサッカー協会(AUF)はこの試合を「国内クラブでプレーする選手たちのために新たに創出され、国内のクラブが保有する選手たちを国際舞台で披露するための場」と位置づけている。
そのような背景から、国際舞台で試してみたい“国内組”の選手たちが選ばれ、試合を指揮するのはウルグアイ代表を率いるマルセロ・ビエルサ監督でなく、U-20ウルグアイ代表のディエゴ・ペレス監督となる。
ゆえに“代表候補”とも呼べるチームだが、選出されたのは、レアル・マドリード所属のMFフェデリコ・バルベルデやリヴァプール所属のFWダルウィン・ヌニェスを輩出したペニャロールや、インテル・マイアミ所属のFWルイス・スアレスを輩出したナシオナルなどプロクラブに所属している選手たちだ。
そんななか、地域リーグと県選抜で39試合に出場し、59ゴールを挙げた24歳のアマチュア選手であるドミンゲスが、国際親善試合を戦うウルグアイ代表に正式に選ばれたことは同国でも大きな話題となった。
ドミンゲスは地方のアマチュアサッカーを管轄する組織(OFI)からのインタビューに対し「多くの人に与えられるチャンスではない。自分は幸せだし、この経験を楽しみたい」と代表に選出された喜びを語った。
また、 コスタリカ代表戦を暫定で指揮するディエゴ・ペレス監督は「ドミンゲスのようなタイプの選手、地方のリーグで得点を量産してきた選手をチームに加えることができた。彼は我々のプロジェクトの一部だ。見た感じとても良い。彼の存在はウルグアイを団結させる可能性がある」と、同選手への期待を示した。
By サッカーキング編集部
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