フィリペ・コウチーニョ
ブラジレイロ・セリエA(ブラジル1部)のヴァスコ・ダ・ガマは10日、元ブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョを1シーズンの期限付き移籍で獲得したことを発表した。
現在32歳のコウチーニョは、母国ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマの下部組織出身。インテル、エスパニョールなどでプレーし、2013年夏に加入したリヴァプールでブレイク。在籍した約5年間で公式戦通算201試合に出場し、54ゴール45アシストを記録した。2018年1月には、1億4200万ポンド(約279億円)もの移籍金でバルセロナに完全移籍。しかし、期待に応える活躍を見せられず、バイエルンへの期限付き移籍を挟んでバルセロナに復帰すると、2022年1月にアストン・ヴィラにレンタル加入し、半年後には完全移籍に移行した。
再びプレミアリーグに活躍の場を求めたコウチーニョだったが、負傷の影響もあり、望んだ出場機会を得られず。2023年9月からはカタールのアル・ドゥハイルへレンタル移籍し、公式戦23試合出場で7ゴール3アシストを記録していた。
今季限りで期限付き移籍の期間が満了したため、所属元のアストン・ヴィラへローンバック。来季の去就に注目が集まっていたが、10日に古巣のヴァスコ・ダ・ガマが1シーズンの期限付き移籍で獲得したことを発表した。
14年ぶりの古巣復帰に際し、コウチーニョはヴァスコ・ダ・ガマの公式サイトで「大きな幸福感、喜び、そして不安もある。長い間離れて暮らしていたから、育った場所、大好きな場所、大好きなクラブに帰ってきたという感じなんだ。僕がどれだけ幸せか、家族もみんな知っているし、みんなこの復帰を喜んでくれている」とコメントしている。
By サッカーキング編集部
サッカー総合情報サイト