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南米サッカー連盟、ウルグアイ代表の11名に制裁…コパ・アメリカ2024準決勝での“乱闘”に関与

2024.08.29

乱闘騒ぎになっていたウルグアイ代表とコロンビア代表の試合後 [写真]=Getty Images

 南米サッカー連盟CONMEBOL)は27日、コパ・アメリカ2024準決勝でのウルグアイ代表の行為に対して処分を下したことを発表した。

 問題が起きたのは、7月10日に行われたコパ・アメリカ2024準決勝のウルグアイ代表vsコロンビア代表の一戦。試合は1-0で終了し、コロンビア代表の決勝進出が決定した。すると試合後、ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール/イングランド)やロナルド・アラウホ(バルセロナ/スペイン)らウルグアイ代表の選手や関係者が観客席に侵入し、相手サポーターと乱闘を繰り広げる様子がSNSなどで拡散された。

 この騒動後、ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリード/スペイン)は、酒に酔った相手サポーターからウルグアイ代表選手の家族たちに危害が加えられる可能性があったと主張。「自分たちの家族が危険にさらされたんだ。選手たちが観客席に乗り込む必要があった。大切な人たちを連れ出すためにね。最近生まれたばかりの赤ちゃんもその場にいたんだ。大惨事だよ。この30分警官を1人も見なかった。だから自分たちは家族を守るために自ら乗り込むしかなかった」と理由を説明していた。

 そんななか、CONMEBOLウルグアイ代表に対しての処分を発表。ウルグアイサッカー協会(AUF)には2万ドル(約290万円)の罰金処分が下され、テレビ放映権、大会出場料および賞金から差し引かれることが決まった。

 また、選手たちにも重い処分が科されることに。特にヌニェスは、代表における5試合の出場停止と2万ドル(約290万円)の罰金処分が決定。ロドリゴ・ベンタンクール(トッテナム/イングランド)には4試合の出場停止と罰金1万6000ドル(約230万円)が科され、マティアス・オリベラ(ナポリ/イタリア)とアラウホ、ヒメネスは3試合の出場停止と罰金1万2000ドル(約170万円)の処分が下されている。

 さらに、セバスティアン・カセレス(クラブ・アメリカ/メキシコ)、マティアス・ビーニャ(フラメンゴ/ブラジル)、エミリアーノ・マルティネス(ミッティラン/デンマーク)、ブリアン・ロドリゲス(クラブ・アメリカ/メキシコ)、サンティアゴ・メレ(アトレティコ・ジュニオール/コロンビア)、ファクンド・ペリストリ(パナシナイコス/ギリシャ)の6名は、5000ドル(約70万円)の罰金が科された。

 なお、3000ドル(約40万円)を支払うことにより、7日以内であればCONMEBOLに異議申し立てが可能。AUFは処分軽減に向け弁護人を選定したと今月上旬に報じられているため、今後は上訴することが見込まれる。

 9月にFIFAワールドカップ2026・南米予選のパラグアイ代表戦とベネズエラ代表戦を控えるウルグアイ代表。今回の処分が今後の活動に大きな影響を与えるかもしれない。

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By サッカーキング編集部

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