レアル退団が噂されるコエントラン(右) [写真]=Getty Images
スペイン紙『AS』によると、レアル・マドリードがセビージャのスペイン代表DFアルベルト・モレーノ獲得に乗り出したとのことだ。レアル・マドリードは現在、ポルトガル代表DFファビオ・コエントランの移籍話が再燃しており、その後釜としてA・モレーノに白羽の矢を立てたという。
昨年夏、移籍希望を表明しながらもクラブに残留したコエントラン。しかし、今シーズンは負傷の影響もあり出場機会に恵まれておらず、シーズンオフの退団は間違いないと見られている。実際、最近はこの冬のマンチェスター・U移籍も報じられるなど、水面下で交渉が進んでいるという。
一方、昨年9月にセビージャと2018年6月末まで契約を延長したA・モレーノは、契約解除に伴う違約金は3000万ユーロ(約42億6000万円)に設定されている。しかし、セビージャは1500万ユーロ(約21億3000万円)以上のオファーがあれば、同選手の移籍交渉に応じる準備があると伝えられている。
そして、ここに来て有望な若手スペイン人選手の獲得を重視するようになったレアル・マドリードにとって、既に在籍するDFダニエル・カルバハル、MFイスコ、MFアシエル・イジャラメンディ、FWアルバロ・モラタとU-21スペイン代表で共に戦ったA・モレーノは理想的な補強候補となる。
なお、A・モレーノに対しては、リーガ・エスパニョーラを良く知るラファエル・ベニテス監督が率いるナポリが強い関心を寄せている。しかし、選手本人はスペインでのプレーを望んでいるため、獲得競争に至ったとしてもレアル・マドリードに分があるようだ。