ドイツメディアは、ブンデスリーガ第20節における日本人選手の採点と寸評を発表した。
ハノーファー戦でアシストを記録したシャルケの日本代表DF内田篤人には、「2」の高評価が与えられるとともに、チームメートのペルー代表MFジェフェルソン・ファルファンとのコンビネーションが称賛されている。一方、アウクスブルクに大敗を喫したシュトゥットガルトの日本代表DF酒井高徳には、厳しい採点が下されている。
採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。
■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対ハンブルガーSV戦(3-0○) フル出場
『Sportal.de』
採点:3
寸評:細貝はこれまで、より高いパフォーマンスを見せてきた。PKを獲得。相手が細貝をファウルでしか止められないこともしばしばだった。
■酒井高徳(シュトゥットガルト)
対アウクスブルク戦(1-4●) フル出場
『Sportal.de』
採点:4.5
寸評:非常に力強く攻撃的な動きで、開始から30分はアウクスブルク陣内で攻撃を仕掛けた。そうして(ムハメド)アブデラウィのチャンスを何度かアシスト。しかし試合が進むにつれて守備をおろそかにしてしまった。最初の失点の前、トビアス・ベルナーとマティアス・オスツォレクとのマッチアップでまずい動きをしてしまっただけでなく、後半は全く役目を果たせず、彼のサイドには大きなスペースが生まれてしまった。アウクスブルクのほぼ全てのカウンターは彼のいる右サイドで、オスツォレクが仕掛けた。
■清武弘嗣(ニュルンベルク)
対バイエルン戦(0-2●) フル出場
『Sportal.de』
採点:3.5
寸評:いいシュートが2本あった。4分のオーバーヘッドシュートは見事なもの。プレッシャーをかけられてもボールをキープできていた。後半は次第に消耗していった。
■岡崎慎司(マインツ)
対ヴォルフスブルク戦(0-3●) フル出場
『Allgemeine Zeitung』
採点:3.5
寸評:ロビン・クノヘとナウドの前にスペースを見つけられず。いつものようにチームの先頭に立ってスペースを突こうと試みていた。全体的に目立たず、効果的な動きもなかった。
■内田篤人(シャルケ)
対ハノーファー戦(2-0○) 先発出場、終了間際に負傷退場
『Revier Sport』
採点:2
寸評:ベネディクト・ヘーヴェデスを悪く言いたくはないが、攻撃ということに関しては“ウッシー”がキャプテン(ヘーヴェデス)より一枚上。それは、2点目のマックス・マイヤーへのアシストだけでなく、ファルファンとのあうんの呼吸の連係からも分かる。
『Westdeutsche Allgemeine』
採点:2.5
寸評:ベネディクト・ヘーヴェデスに代わって先発復帰すると、プレーする喜びを大いに見せた。ファルファンとともに右サイドでわずかなスペースも突いていた。この完璧なコンビネーションからマックス・マイヤーが内田のパスをゴールへと押し込み、2点目が生まれた(44分)。