レアル・マドリードでプレーするアルベロア [写真]=Getty Images
スペイン紙『アス』によると、昨年夏の移籍市場でレアル・マドリードから迎え入れたFWゴンサロ・イグアイン、FWホセ・カジェホン、DFラウール・アルビオルが主力を務めるナポリが、今度はDFアルバロ・アルベロアの獲得を計画しているとのことだ。
今シーズンからナポリを指揮しているラファエル・ベニテス監督は、自身が最も良く知るリーガ・エスパニョーラに加え、かつて率いた国外のチームの選手にも目を配っており、レアル・マドリードから獲得した3選手に加え、リヴァプール時代に指導したGKホセ・マヌエル・レイナもローンによりチームに迎えている。そして、両方の条件に該当するアルベロアは、ベニテス監督にとって非常に関心が高い存在だという。
リヴァプールからレアル・マドリードに加入した2009‐10シーズン以来、ここまで不動の右サイドバックに君臨してきたアルベロア。だが今シーズンは、新指揮官に就任したカルロ・アンチェロッティ監督の方針により、リーガ・エスパニョーラでは新加入のDFダニエル・カルバハルにスタメンを譲っている。また、若いカルバハルの成長力を考えると、来シーズンは完全にレギュラーの座を失う可能性もある。
アルベロアは現在、2016年6月末まで結んでいるレアル・マドリードとの契約を全うすることを基本線としているものの、この夏にスペイン代表として出場予定のワールドカップ後に今後の去就について再考する意思があるという。そして、この状況に注視するベニテス監督は、熱烈なラブコールを送って教え子の説得に動く構えのようだ。