モドリッチ(奥)に賛辞を送ったアルベロア(背) [写真]=Real Madrid via Getty Images
レアル・マドリードが、優勝した2011-12シーズンの最終節以来、1年9カ月振りに単独首位に立った。3強が同勝ち点で並んで迎えたリーガ・エスパニョーラ第25節、3位レアル・マドリードがホームでエルチェに3-0で白星を収める一方、首位バルセロナは1-3でレアル・ソシエダに、3位アトレティコ・マドリードは0-3でオサスナにいずれもアウェーで黒星。これによりレアル・マドリードは、バルセロナおよびアトレティコ・マドリードに3ポイント差を付け、今シーズン初めて首位に躍り出た。
昇格組のエルチェ相手の一戦で順当に勝利を挙げたことが首位浮上に繋がったレアル・マドリード。しかし、スペイン代表DFアルバロ・アルベロアは、スコアとは反対に厳しい戦いだったと試合を振り返った。
「結果だけ見れば簡単な試合だったと思われるかも知れないが、ハードワークを強いられた非常に難しい試合だった。エルチェは中盤をかなり厚くしてきたため、プレッシャーを掛けて優位に立つのに苦労した。だが、チームには我慢を知ることも必要だし、僕達は最終的に勝ち点3という目的を達成することができた」
アルベロアはまた、思い通りに試合を運べなかった原因として、出場停止処分により欠場したクロアチア代表MFルカ・モドリッチの不在を挙げた。
「モドリッチはチームにとって本当に重要な選手だ。彼が不在の時は中盤がかなり苦しくなる。彼は現時点でリーガ最高の選手だ」
一方、今回は本来の右サイドバックではなく左サイドバックでプレーしたアルベロアは、出場予定だったポルトガル代表DFファビオ・コエントランがコンディションに問題を抱えたことが理由であることを説明した。
「コエントランが体に少し違和感を覚えたため、監督はリスクを冒すことを避けた。僕達は今後3カ月で相当な数の試合をこなさなければならないので、なるべく全選手が出場可能な状態にしておくことが重要だ」