2日に行われたW杯トロフィーツアーの発表イベントに登場した中山氏と高田高校の藤原さんと菅野さん
6月に開幕するFIFAワールドカップ・ブラジル大会で、優勝国に贈られる優勝トロフィーが日本に上陸する。大会オフィシャルスポンサーを務めるコカ・コーラ社は2日、「コカ・コーラ FIFA ワールドカップトロフィーツアー」の日程を都内で発表。トロフィーは、4月10日（木）に専用機で日本に到着し、4月13日（日）までの4日間にわたり、東京、東北・陸前高田を巡る。
同11日（金）は、東京・渋谷のヒカリエでトロフィーの一般公開イベントが開催。イベントではトロフィーと一緒に撮影できるフォトセッションが予定されている。撮影した画像はその場で印刷され、参加者にプレゼント。さらに、本大会の開幕戦の前に披露される旗の一部となれる“ハピネスフラッグ”のイベントも楽しむことができる。
同12日（土）は、トロフィーが東北・陸前高田に移動。“東北トロフィープロジェクト”が開催され、プロジェクトの応援隊長を務める中山氏ら元Jリーガーを中心としたメンバーに、地元学生チームが挑むスペシャルマッチが予定されている。
3月2日に行われた発表会イベントには、高田高校の2年生、藤原奈々さんと菅野樹希さん、中山氏が出席。高校生の2人は、「支援を受けるばかりでなく、これまでの支援、これからの支援に対して、恩返しをしていきたいと感じ、自分たちは応援されるだけでなく、こんなことができるんだ、というのを世界に向けて発信したいと感じた」とコメント。
中山氏は「復興の現実がなされていないと、現地に赴いて感じたところであり、色々な支援が必要だし、行動が必要だと思います。高校生が支援を受けているだけでなく、元気を世界に発信したい、行動に移したいと考えていて、このイベントを通してそれを実現させるという学生を見て心が動かされた」と語り、「これまで何度も企画会議を重ねて、高校生とともに成長してきている。成功するかどうかわからないけど、僕の力を成功への道に使ってほしい」と続けた。