南アフリカのスポーツ省は代表チームの黒人選手の割当ての引き上げを発表 [写真]=Getty Images
南アフリカのスポーツ省は7日、代表チームへの人種別割り当てを引き上げることを発表した。南アフリカ最大のポータルサイト『iafrica.com』が伝えている。
同省のフィキレ・ムバルラ大臣は、サッカー、ラグビー、クリケットなど、すべて南アフリカ代表チームの黒人選手の割り当てを従来の50パーセントから60パーセントに引き上げることを決定。この割り当てに従わない競技団体は強化費用の提供停止や国際大会への出場を禁止すると発表した。
ムバルラ大臣は黒人選手の割り当て引き上げの理由について、人種別割り当ての導入が進んでいないことを挙げ、「いずれの代表チームにも、早急に即効性のある改革案を考えてほしい」と訴えた。
代表チームに白人選手が多いラグビー協会とクリケット協会は、この新たな決定についてより詳しい説明を求めている。