優勝目前で足踏みのPSG「CL敗退のショックを引きずっている」

　パリSGは、13日にアウェーで行なわれたリーグアン第33節でリヨンと対戦し、0－1と完封負けを喫した。

　2位のモナコに勝ち点13差をつけて首位を独走していたが、17試合ぶりとなる今シーズンの2敗目。連覇を目前とした足踏みに、フル出場したイタリア代表GKサルヴァトーレ・シリグは、クラブ公式HPを通じ、「リヨンは非常にいいプレーをしてきたから、苦しめられた」と対戦相手に触れた一方、「まだチェルシー戦の敗北のショックを引きずっている」と、チャンピオンズリーグからの敗退にも原因を求めた。

　パリSGは、8日にチェルシーのホームで行なわれた準々決勝のセカンドレグで、0－2と敗戦。2試合合計スコアで3－3と並び、アウェーゴール差で下回ったため、チャンピオンズリーグから姿を消していた。僅差でのベスト8敗退は、チーム全体で尾を引いている模様で、「チェルシー戦のショックを早く克服したかった」とは、フランス代表MFヨアン・キャバイェ。

　今シーズンの公式戦では初の連敗となったが、19日にはリーグカップ決勝で再びリヨンと相まみえる。「敗戦には失望している」と語っていたシリグは、「前を向いていかなければならない。冷静になって自信を持って決勝に備えていくよ」とコメント。キャバイェも、「連敗して僕らにとっては難しい週となったが、落ち込んでいてはいけない。決勝に向けて、いい準備をする必要がある」と、2008年以来4度目となる戴冠に向けて切り替えを図った。