コパ・デル・レイ決勝への意気込みを語ったカシージャス [写真]=Getty Images
レアル・マドリードのスペイン代表GKイケル・カシージャスは、コパ・デル・レイ決勝に向けた会見に臨み、宿敵バルセロナと優勝を争う大一番への抱負を述べた。
現在、リーガ・エスパニョーラのチームで唯一3冠の可能性が残されているレアル・マドリード。ここまで無失点のまま到達したコパ・デル・レイ決勝について、「ショートケーキの苺だね」と最大のご馳走に例えたカシージャスは、1冠目の獲得に強い意欲を表した。
「僕達はコパでは決勝、チャンピオンズリーグでは準決勝に進み、リーガでも最後まで優勝争いを繰り広げることになる。だが、その中で現在最も重要なのは今回の決勝だ。チームは、今シーズン初タイトルに向けてモチベーションに溢れている」
一方、バルセロナは現在、チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグのアトレティコ・マドリード戦、リーガ・エスパニョーラ第33節のグラナダ戦と連敗を喫しているが、「どちらのチームが有利か?」との質問を受けたカシージャスは、勝負は下駄を履くまで分からないとの見解を示した。
「バルセロナのこの1週間の姿は全く信用していない。彼らがCLとリーガで連敗を喫したのは事実だが、今回は完全に異なる試合であり、決勝ではあらゆる事が起こり得る。また、リーガで厳しい状況に立たされた彼らは、コパでのタイトル獲得に全力を注いでくることだろう。それゆえ、僕達は今日までのことは忘れ、明日の試合に集中しなければならない」
また、バルセロナの絶対的エースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが不振に陥っていることについて、「相手のことなど気にしている場合ではない」と述べたカシージャスは、チームの大黒柱であるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドなどが欠場することについても、出場する選手でカバーすることが何よりも重要との姿勢を貫いた。
「欠場するのはクリスティアーノだけではない。マルセロやアルベロア、ヘセもこの試合には出場できない。チームにとって大切なのは、彼らの不在に気を取られることなく、残された選手が最高のパフォーマンスを見せられるよう考えることだ」