前半のみのプレーとなった本田圭佑(中央) [写真]=Getty Images
セリエA第37節が11日に行われ、アタランタと日本代表MF本田圭佑の所属するミランが対戦。本田はトップ下で先発出場した。
アウェー戦に臨んだミランは、アタランタの攻勢を受けながら、前半終了間際にチャンスを作る。41分にマリオ・バロテッリがクロスバー直撃の直接FKを放つと、44分に再びバロテッリがFKを直接狙う。シュートはGKのセーブに遭うが、FKの流れから右サイドのクロスに本田がヘディングで合わせたが、ボールはゴール脇に外れた。
スコアレスのまま前半を折り返すと、昨年12月以来、半年ぶりの復帰となったステファン・エル・シャーラウィを本田との交代で投入。49分には右サイドのクロスからカカがヘディングシュートを放ったが、ゴール上に外れて先制点とはならなかった。それでも、51分にカウンターからミランが先制する。左サイドを抜け出したサリー・ムンタリがグラウンダーのクロスを入れると、アタランタのジャンパオロ・ベッリーニがクリアし切れず、ボールはゴールに吸い込まれた。
オウンゴールでリードを得たミランだったが、67分に追いつかれてしまう。ペナルティエリア内で、ケヴィン・コンスタンがアタランタのカルロス・カルモナを倒してしまい、PKを献上。ヘルマン・デニスにシュートを蹴り込まれて、試合を振り出しに戻された。
勝ち越しを狙うミランは、76分にムンタリに代えてアデル・ターラブト、80分にカカに代えてジャンパオロ・パッツィーニをピッチに送り出す。しかし、後半アディショナルタイムにバロテッリの放ったミドルシュートがポストを叩くなど、決め手を欠いた。すると、ラストプレーで途中出場していたアタランタのフランコ・ブリエンザにミドルシュートを叩き込まれ、1-2と逆転負けを喫した。
2試合ぶりの黒星となったミランは、16日に行われるセリエA最終節で、サッスオーロとホームで対戦する。
【得点者】
0-1 51分 オウンゴール(ベッリーニ、アタランタ)
1-1 67分 デニス(アタランタ)
2-1 90分 ブリエンザ(アタランタ)