18歳ながらW杯のイングランド代表入りを果たしたルーク・ショー [写真]=Getty Images
イングランド代表のロイ・ホジソン監督が12日、6月にブラジルで開幕するワールドカップに臨むメンバー23人と補欠選手7人 を発表した。
メンバーには23歳以下の若手選手が8人選ばれ、30歳以上のベテラン選手は5人選出された。W杯出場経験者は5人のみで、代表通算出場数が15試合以下の選手が13人と半数以上を占めており、本格的に世代交代に踏み切った格好となった。
現体制で主将を務めるMFスティーヴン・ジェラード(リヴァプール)と最年長35歳で副主将のMFフランク・ランパード(チェルシー)が順当に選出されたほか、最年少18歳のDFルーク・ショー(サウサンプトン)が招集された。一方、守備的MFを本職とする選手が選ばれなかったことも注目を集めている。
ホジソン監督はメンバー選出について次のように説明した。
「若手選手たちはそれぞれのクラブで大きな影響力を発揮し、活躍して私を感心させた。彼らは代表入りに値する活躍を見せてきたし、私は彼らを経験のためだけに連れて行くつもりはない。私はこのチームでワールドカップを制覇できると信じているが、優勝するためには、万全な準備を整え、いいプレーを見せなければならない。このチームは才能に溢れているが、彼らはそれを最大限に発揮する必要がある」
イングランドは、5月30日にウェンブリー・スタジアムでペルーと親善試合を行った後、6月2日の選手登録期限までに改めて最終メンバーを確定させる予定。その後、チームはアメリカのフロリダでキャンプを行い、 同4日と7日に当地でエクアドル、ホンジュラスと親善試合を行う。イングランドは同14日にマナウスで行われるグループリーグ初戦でイタリアと戦う。