スペイン指揮官、マドリード・ダービーのCL決勝は「歴史的な時間」

デル・ボスケ

スペイン代表を率いるデル・ボスケ監督 [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップで大会連覇の懸かるスペイン代表を率いるビセンテ・デル・ボスケ監督は15日、マドリード市から勲章として金メダルを授与された。

 デル・ボスケ監督の輝かしいスポーツキャリア、また人々のお手本となる彼の振る舞いを讃えたもので、彼と縁の深いマドリード市が勲章の最高位である金メダルを授けた。

 マドリード市庁舎には現在レアル・マドリードとアトレティコ・マドリード、それぞれのユニフォームの垂れ幕が掛かっている。マドリードを本拠地とする2チームが24日に行われるチャンピオンズリーグ決勝に進出したからだ。

 レアル・マドリードの指揮官として2000年、2002年にチャンピオンズリーグを制覇しているデル・ボスケ監督は決勝戦について、「24日は歴史的な時間を過ごすことになる。リスボンで行われる決勝にマドリードの2チームがいることはこの街に誇りを感じさせてくれる」と語った。「自分はサラマンカで生まれ、サラマンカで育った」と強調しながらも、マドリードにも故郷同様に大きな愛着があることを示した。

 また自身のスペイン代表監督としてのキャリアについては「ルイス・アラゴネスが示した道筋を私たちは見つけた。これからも選手に関係なく、すでに示されている道筋を辿っていきたい」と話している。デル・ボスケ監督はスペイン代表での自身の成功はユーロ2008の優勝に導いたルイス・アラゴネス氏の業績がなければなかったと常々考えている。今年2月1日に亡くなった故人の偉業をいつまでも忘れないデル・ボスケ監督の謙虚な人柄が垣間見えるコメントだった。

 24日のチャンピオンズリーグ決勝では13日に発表した30名のスペイン代表候補のうちイケル・カシージャス、セルヒオ・ラモス、ダニエル・カルバハル、フアンフラン、コケ、ジエゴ・コスタ、ダビド・ビジャの7人がプレーする可能性がある。レアル・マドリードのシャビ・アロンソは出場停止のためプレーできない。

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