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10カ月ぶり代表招集のトーレス「最後と思ったことは1度もない」

2014.05.29

会見の席でスペイン代表への思いを語ったトーレス [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに出場するスペイン代表のメンバー候補30名に入っているチェルシー所属のFWフェルナンド・トーレスが、代表入りへの意気込みや、負傷によりW杯出場が危ぶまれているアトレティコ・マドリード所属のFWジエゴ・コスタについて言及した。

 記者会見に出席したトーレスは、D・コスタについて、以下のように語った。

ジエゴ・コスタはプレーできるコンディションにあるかどうかを見るべきだと思う。メディカルスタッフは彼がいいコンディションで大会に挑めるのか、リハビリをしっかり査定しなければいけない。筋肉の負傷は数週間かかるけど、僕たちの素晴らしいメディカルスタッフならば、彼はワールドカップまでには最高の状態になっていると思う。ジエゴ・コスタはビセンテ(デル・ボスケ監督)が言ったようにこのグループにとって重要になるだろう。彼はシーズンで素晴らしい活躍を見せた。代表にとって大事な選手だ。最終的に彼が招集されたら、歓迎するよ」

 コンフェデレーションズカップの決勝以来、約10カ月ぶりの代表招集となったトーレスは、代表にもう1度招集されると確信していたようだ。

「自分の最後の代表の試合になると思ってプレーしたことは今まで1度もない。もしくは1度もそんなことは考えたくなかった。いつも代表に来ると興奮するし、とても美しい時間を過ごしてきた。コンディションは自分でいいと感じているし、もっとプレーできると思う」

 これが自分にとって最後のワールドカップとは考えたくない。今は将来を語るべき時ではない。そうトーレスは考えている。

「神様がそうしたければ、僕の3回目のワールドカップとなる。勝った時も負けた時も楽しまなければいけない。僕たちはそれがとても難しいことだと分かっている。今回が僕にとって最後のワールドカップとは言わない。いつも夢をみなければいけない。自分の将来を今話す時ではない」

 また国際大会を勝ち抜く上で最も大事なのはグループだと強調する。

「先発? 僕はわからない。選手たちはみんな試合でプレーしたいと思っている。全員が先発になりたいと思っているし、スペイン代表には偉大なフォワードが揃っている。スタメンでなければ、チームをサポートするために代表チームにいなければいけない。代表チームとして強固なブロックとならなければ、後退することになる」

 スペインが本大会で所属するグループBについて、トーレスは初戦が大きな鍵になると分析した。

「グループBはオランダやスペインにとっては難しいグループだ。オランダとのゲームは美しい記憶となるだろうし、彼らも前大会のリベンジを果たしたいと思っているだろう。オランダ戦はワールドカップ初戦だ。僕たちは連戦となるグループリーグで余裕を失わないためにも負けたくはない」

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