イギリス・ケンブリッジ大学の名誉教授で世界的理論物理学者のスティーブン・ホーキング氏(72)が、ブラジル・ワールドカップでイングランド代表が成功する要素を計算して割り出した。28日のイギリスメディアが報じた。
「現代のアインシュタイン」、「現代のニュートン」などと称されるホーキング氏は、イングランドがワールドカップで優勝した1966年以降のワールドカップの試合記録や成績などを1カ月にわたり研究した。
その結果、イングランドは4-4-2の布陣よりも4-3-3、ホームカラーの白よりアウェーの赤のユニフォーム着用時の方が、それぞれ10%と20%勝率が上回っているほか、審判団との相性も欧州以外の審判よりも欧州出身の審判の時の方が、勝率が25%高いことが明らかとなった。
ホーキング氏は、「イングランドは環境学、物理学、心理学、政治学、戦術学などの側面から出される数字を基にプレーすれば、成功を収められるかもしれない」と語っている。
一方、世界最大級の投資銀行ゴールドマン・サックスの経済調査チームは、各国の過去の大会成績から優勝の確率を割り出し、最有力候補に48.5%のブラジル、2位に14.1%のアルゼンチンを挙げ、イングランドの確率は1.4%と、D組で未勝利のまま3位で敗退することを予想している。