NYシティFCへの移籍を示唆したアトレティコFWビジャ [写真]=Getty Images
アトレティコ・マドリードに所属するスペイン代表FWダビド・ビジャが、噂に挙がっているアメリカのメジャーリーグ・サッカー(MLS)に属するニューヨーク・シティFCへの移籍に合意していることを、アトレティコ公式チャンネルのインタビューで示唆した。スペイン紙『アス』が伝えている。
ビジャは移籍先を明かしてはいないが、魅力的なオファーを受け、新しい挑戦を断ることができなかったと答え、アトレティコ退団を明言した。
「この重要なチャンスに満足している。そして新しい挑戦にも満足している。個人的には、僕はサッカーのキャリアでいくつもの障害を克服してきた。これがまた、僕の人生とキャリアでの新しい重要な挑戦だと思っている。毎日、僕に残留してほしいと言ってくれたファンに感謝している。僕の残留を希望していた、シメオネ監督とスタッフたち、エンリケ・セレソ会長などにも、とても感謝している。でもこれは、私や家族にとって断ることのできないオファーだった。こういうことはサッカーの世界で起こりうる。そして僕はそれを受け入れなければならないんだ」
また2013年の夏にバルセロナから加入し、1シーズンの在籍となったアトレティコについては、以下のように感謝を伝えている。
「クラブに在籍できたことだけではなく、人としても素晴らしい経験だった。僕を助けてくれたファンやクラブがいて、とてもいいチームに参加することができた。どれも僕をとてもハッピーにしてくれたよ。この1年のことは一生忘れない」
「ファンには、僕も一生アトレティコファンだよ、と伝えたい。クラブ、ファン、チームメイト、そしてこのユニフォームが、今シーズン僕に与えてくれたものに感謝している。アトレティコの成功を遠くで楽しむよ」
ビジャは今シーズン、リーガ・エスパニョーラで36試合に出場し、13ゴールを挙げ、リーグ優勝に貢献していた。また31日に発表された、ブラジル・ワールドカップに臨むスペイン代表最終メンバー23名に選ばれている。本大会ではグループBに属しており、オランダ、チリ、オーストラリアと対戦する。