スペイン代表選出の喜びを語ったジエゴ・コスタ [写真]=Getty Images
5月31日に発表されたブラジル・ワールドカップに挑む23名のスペイン代表メンバー。その中で最も注目を集めたのがアトレティコ・マドリードFWジエゴ・コスタだ。
スペイン紙『マルカ』は、ワールドカップメンバー発表から1時間後にジエゴ・コスタにインタビューを行った。ブラジル出身のストライカーはスペイン代表に選出された喜びをこう語っている。
「すごく嬉しい。とても満足している。今日は僕にとってとても嬉しい日だ。スペイン代表でワールドカップをプレーすることは僕の大きな希望だったんだ。とても満足しているよ」
リーガ最終節、前半15分で負傷退場。そして翌週に行われたチャンピオンズリーグ決勝でも開始9分でまた負傷退場し、チャンピオンズリーグ決勝翌日の検査では全治2週間と診断された。スペインの国民の誰もがジエゴ・コスタのコンディションを心配している。実際、ジエゴ・コスタは現在どんな状態なのだろうか?
「とてもいいよ。ここ数日はフィジカルコーチやリハビリ担当者とトレーニングをこなしていて、とてもいい感触だ。これからビセンテ・デル・ボスケ監督が指揮するチームでみんなとトレーニングを始めるつもりだ」
さらにジエゴ・コスタはこうも語っている。
「ワシントンで翌週に行われるエルサルバドル戦で何分か、出場できることを期待している」
スペインはワールドカップ本番の前の最後のテストマッチとして6月7日にエルサルバドルと対戦する。そのゲームでジエゴ・コスタは負傷の回復が順調ならば、数分間出場する予定だ。13日のワールドカップ初戦・オランダ戦前の貴重な機会となる。
ジエゴ・コスタはブラジル東部の内陸、人口約10万人の小さな町、セルジッペ州ラガルトで生まれた。そこに住むジエゴ・コスタの弟は「ブラジルにおいて僕たちは今日から小さなスペインとなった。“ラ・ロハ(スペイン代表の愛称)”はラガルトの10万人のブラジル人サポーターを手にした」と地元紙に語っている。負傷のため、ジエゴ・コスタの招集に神経質になっていたたが、今は選出されて家族全員が幸せに浸っているという。