本大会出場が期待されるフランス代表MFリベリー [写真]=Getty Images
元フランス代表DFのマルセル・デサイー氏が5日、『ESPN』で同国代表に対する自身の見解を述べた。
フランス代表MFフランク・リベリーは現在、腰痛のためにチーム練習から離れている。FFF(フランスサッカー連盟)のノエル・ル・グラエ会長は4日、リベリーのコンディションについて、「本大会に間に合うだろう」と明かしたものの、リベリーは現在も別メニュー調整を続けている状況だ。
デサイー氏は、コンディション面で不安視されているリベリーに関して、本大会ではスーパーサブとして起用されるかもしれないとの考えを明かしている。
「ディディエ(・デシャン監督)は、リベリーをスーパーサブとして起用する可能性がある。リベリーのフィジカルとメンタルは、ワールドカップが始まった時点で好調とは言えないものだからだ。ただ、彼の存在はスーパーサブとして大いに役立つ。一対一における爆発力を持っているからだ」
「たとえ初戦に間に合わなくても、2試合目や3試合目には出場する可能性がある。彼のような爆発力を持った選手は、フランス代表にいない。フランスがワールドカップで成功を収めるためには、そういった手段を執る必要があるだろう」
またデサイー氏は、フランス代表の選手たちにとって、リベリーが負傷している状況が大きな不安となっているだろうと語っている。
「フランスは、チームとして弱体化してしまった。要の選手が負傷しているからだ。フランス代表はリベリー不在で戦うことに不安を抱えているだろう」
(記事/超ワールドサッカー)