ユーロ2004で優勝したギリシャ代表の中心選手だったデラス(中央) [写真]=Getty Images
元ギリシャ代表DFで、現在AEKアテネの監督を務めるトライアノス・デラス氏が、ブラジル・ワールドカップで、同代表の最も危険なライバルは日本代表だと、ギリシャメディア『The TOC』に語った。イギリス誌『FourFourTwo』が伝えている。
ユーロ2004で優勝したギリシャ代表の中心選手だったデラス氏は、コートジボワール、コロンビア、日本、が同居するグループCについて、予測ができず、油断ならないグループだと、以下のように語った。
「ワールドカップでは、ヨーロッパの似たようなチームだけを考えてはいけない。サッカーの文化が違うチームもある」
「コートジボワールはとても若いチームで、スピードもフィジカルも良く、体の使い方もう上手い。ただ、彼らは、他のアフリカのチームと同じように、試合で集中を欠いている」
「コロンビアは、他の中南米のチームの様に、予測ができないチーム。だから危険だね」
「私の考えでは、日本が一番危険なチームだ。彼らはとても統率のとれたチームだよ」
「3つの異なったサッカーをするチームと対戦するとき、ギリシャ代表は自分たちの強みを出し、相手の弱みを突くことを忘れてはいけない。チームとしての強み、特にチーム全体での守備に頼る必要がある。簡単なゴールを許さないことがカギとなるだろう。もし1カ国選ぶとしたら、日本が他のチームより少し上だね」
また、同氏は、日本代表の要注意選手に、マンチェスター・U所属の香川真司、ミラン所属の本田圭佑、ニュルンベルク所属の清武弘嗣を挙げている。
デラス氏は、イタリアのペルージャやローマに在籍経験を持ち、ギリシャのAEKアテネで2010年から2012年までプレーした後、引退。その後2013年から同クラブの監督に就任している。ギリシャ代表としては、2001年から2009年までプレー。ユーロ2004では、準決勝のチェコ戦で決勝ゴールを挙げるなど、優勝に貢献している。