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イングランドの英雄、ベッカム氏が現地入りした代表に最後の後押し

2014.06.11

イングランド代表へエールを送ったベッカム氏 [写真]=Getty Images

 元イングランド代表主将のデイヴィッド・ベッカム氏が9日、ブラジル・ワールドカップに臨むイングランドがリオ・デ・ジャネイロに到着したことを受け、改めてエールを送った。

 今大会のイングランド代表は若手主体で、強豪国イタリアとウルグアイと同じ「死の組」に入ったため、下馬評は「グループステージを通過できれば快挙」という見方が強い。だが、1996年から2009年までイングランド代表選手としてプレーしたベッカム氏は、前向きに代表チームを後押しした。

「僕は非常に楽観視しているし、若手選手の強みは怖いものがないことであり、彼らは万全な状態で本大会に臨むだろう。僕自身、何度かワールドカップを経験したけど、主要大会に参加する時は常に優勝できると思って臨んでいた。今回の代表チームも全く同じだろうし、若手選手たちも間違いなく優勝するつもりでいる。彼らはみな、世界最高峰のリーグで世界最高峰の選手たちとプレーしている訳で、若さは問題ではない。僕は本当に今回の代表に期待しているし、ロイ・ホジソンが若手を入れたことで上手くいくと思う」

 一方、代表とクラブでの不振が批判されているFWウェイン・ルーニーについては、「僕は常にルーニーの味方だし、彼は素晴らしい才能を持った選手であり、ピッチで実力を証明する選手だ。マンチェスター・ユナイテッドはいいシーズンを過ごさなかったかもしれないが、彼本人は良かったし、代表チームでプレーする時は常に特別な思いがあるはずだ。周りはワールドカップで彼が得点しないというけど、彼はゴール以上の働きをしているし、常に全力でアシストや好機を演出している。相手チームもルーニーを必ず怖がる」と、本大会に向けた3つの親善試合全てに唯一出場したエースを擁護した。

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