ユニセフの親善大使に任命されたセルヒオ・ラモス [写真]=Getty Images
スペインのユニセフ親善大使に同国代表DFセルヒオ・ラモスが任命され、10日にスペイン代表の合宿地であるクリチバで記者会見を行った。
「親善大使に任命されたことは、誰もができるものではないので、光栄だよ。僕にとって素晴らしく、忘れられない日になった。ユニセフはいつも子どもたちの権利を守ってきた。スポーツ選手の影響力で子どもたちを助けることができるはずだ。全ては上積みされる。人生において、人道的なことが何よりも優先されるというユニセフの考えに僕も賛成する。助けを必要としている子供を守ることができたら、気持ちは穏やかになる。僕はセネガルに渡航した時に少しずつそんなことを感じていた」
開幕が目前に迫るブラジル・ワールドカップついてはこう話している。
「僕たちはワールドカップをエンジョイしたいと思っている。グループリーグでは重要な3カ国との対戦が待っている。決勝を考えるのではなく、1試合1試合ずつ考えていかなければいけない。謙虚であり、ハードワークがあったからこそ、僕たちは成功した。それを続けていかなくてはならない。僕たちはこの挑戦に挑む準備はできている」
「大会前の準備はいつもとても重要だ。オランダ戦は今大会のキーとなる試合になるだろう。オランダとのゲームは奪い合いになるだろね。なぜなら両チームとも偉大な代表チームだからだ。僕たちは自分たちのフィロソフィーに集中するだけだ」
優勝候補の筆頭であるブラジルについては、4年前の優勝メンバーのひとりでもあるセルヒオ・ラモスはこう話した。
「ブラジルはいつも違った存在で、ワールドカップではいつも優勝候補だった。僕はいつも自分の国のユニフォームを着て、ブラジルでプレーすることを夢見ていた。昨年のコンフェデレーションズカップでそのチャンスがあった。決勝で敗れてしまったけど、いい役割を僕たちは果たせたと思う。今日においてスペインは現世界王者で、僕たちは王座を防衛しにいく。期待はいいことだけど、ワールドカップを勝ち取るのはとても難しい。ブラジルは、マラカナンのようなスタジアムでプレーするのはプラスだよ」