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元ブラジル代表FWのベベット氏、W杯の準備遅れに「恥をさらしている」

2014.06.12

W杯の準備が遅れていることについて、不快感を示したベベット氏 [写真]=FIFA via Getty Images

 現役時代にブラジル代表FWとして活躍したベベット氏が、自国開催となるワールドカップの準備が遅れていることについて、「世界に恥をさらしている」と述べた。ブラジルのスポーツメディア『terra』が伝えている。

 ブラジルW杯の組織委員会理事を務めているベベット氏は、スペインの新聞『El Pais』の取材に応じた際、サンパウロのグァルーリョス国際空港の改築がまだ完了していないことに関し、「こうした事実は世界に恥をさらすし、ブラジルという国のイメージダウンにもなる。由々しきことだと思う」と語った。

 また、今大会ではスタジアムの建設事故や完成の遅れ、さらにサンパウロ市内で建設中のモノレールでも事故が発生するなど、“計画性の無さ”が目立っている。このような状況についてベベット氏は快く思っていないことを明らかにした。

 一方、各地でW杯反対デモが起こっていることについて問われると、「破壊行為など暴徒化することは許すべきでないが、平和的な主張は合法であるし、問題ないと捉えている」と答え、デモそのものには肯定的であるとの見解を示した。

 なお、大会の準備遅れを嘆いた理事はベベット氏が初めてではない。先日は元ブラジル代表のFWロナウド氏が同様に「恥ずかしいと感じている」と述べている。

(記事/Cartao Amarelo

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