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経験不足が指摘されるラムシ監督、コートジボワールを悲願のベスト16に導けるか

2014.06.13

コートジボワール代表を率いるラムシ監督 [写真]=Getty Images

 ブラジル・ワールドカップに出場する32カ国の指揮官の中で最年少となる42歳のサブリ・ラムシ監督は、コートジボワール代表史上初となるベスト16へチームを導くことを狙っている。

 2012年5月からコートジボワールの代表監督に就任したラムシ監督だが、今大会終了後に契約が終了。グループリーグ突破という偉業を成し遂げない限り、現職では最後の大会となり得る。2006年、2010年大会で果たせなかったベスト16進出が、コートジボワール指揮官継続のための条件となるだろう。

 ギリシャ代表、コロンビア代表、日本代表と同居するグループCを突破する可能性は十分にあるが、油断は禁物。なぜなら、ラムシ監督は指揮官としての経験が豊富ではないからだ。2012年5月に、前任のフランソワ・ザウイ氏は、2012年アフリカ・ネーションズカップでチームをファイナルに導いたものの、ザンビア代表に敗れて大会制覇とはならず。優勝を逃した同氏が代表監督の座を追われたために、後任としてラムシ監督が招かれたわけだが、現役引退後は解説者の道を歩んでいると思われた同監督の経験不足は明らか。なお、初の国際大会となった2013年のアフリカ・ネーションズカップでは、ベスト8で姿を消している。

 それでも、コートジボワール代表が2006年大会、2010年大会でいずれも“死の組”と呼ばれたグループに組み分けられたことを考慮すれば(2006年はオランダ代表、アルゼンチン代表、セルビア代表と、2010年はブラジル代表、ポルトガル代表、北朝鮮代表と同組)、今大会は過去2大会よりもチャンスがあると言える。グループリーグを突破できるかどうかが、ラムシ監督の去就に大きな影響を与えることは間違いない。

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