前半終了間際にV・ペルシーのダイビングヘッドが決まり、オランダが追いつく [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が13日に行われ、グループBではスペイン代表とオランダ代表が対戦した。
前回大会決勝で対戦した両者は、120分の死闘の末にスペインが1-0で勝利して初の世界王者に輝いた。4年を経ての再戦でスペインは、当時のファイナルで決勝点を挙げたアンドレス・イニエスタや好セーブで栄冠をもたらしたイケル・カシージャスがこの日も先発。ワントップにはブラジル国籍からスペイン代表を選択したジエゴ・コスタが入った。対するオランダはロビン・ファン・ペルシーやアルイェン・ロッベン、ウェズレイ・スナイデルといった南ア大会決勝に出場した選手がスタメンとなった。
試合はスペインがボールを保持し、オランダは高いDFラインを敷く。8分にオランダは相手陣内でロッベンがボールを持つと、スルーパスにスナイデルが抜け出したが、GKと1対1の場面はスペインの守護神カシージャスが右手1本で防いだ。スペインは10分にイニエスタがファーストシュートとなるミドルシュートを放ったが、枠の上へ外れた。
スペインはボールを保持しつつ、オランダの高いDFラインの裏を狙うパスでチャンスをうかがう。迎えた27分、シャビのスルーパスにジエゴ・コスタが抜けると、ペナルティエリア内で切り替えした際、ステファン・デ・フライのスライディングが足にかかって倒されたとしてPKを獲得。シャビ・アロンソがこれを沈め、スペインが先制する。
43分にスペインはイニエスタのスルーパスにダビド・シルバが抜け出すと、GKとの1対1でループシュートを選択。しかしGKヤスパー・シレッセンが最後までボールをよく見て弾き出した。するとオランダは直後、左サイドのダレイ・ブリントがアーリークロスをDFライン裏へ送ると、ファン・ペルシーがダイビングヘッドでネットを揺らし、前半終了間際に同点に追いつく。1-1で試合を折り返すことになった。
【スコア】
スペイン 1-1 オランダ
【得点者】
1-0 27分 シャビ・アロンソ(PK)(スペイン)
1-1 44分 ファン・ペルシー(オランダ)