コートジボワール代表との初戦を落とし、黒星スタートとなった日本代表 [写真]=Getty Images
17日、ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第1節が行われ、グループHではロシア代表と韓国代表が対戦した。ワールドカップ出場国最後の登場となった両チームの対戦は1-1のドローに終わり、勝ち点1を分け合っている。
グループHの試合が終了したことで、出場32カ国全てのチームがグループリーグ第1節を消化。AFC(アジアサッカー連盟)に所属している4カ国(オーストラリア代表、日本代表、イラン代表、韓国代表)は、いずれも初戦で白星を逃す結果となった。
現世界王者のスペイン代表、前回大会ファイナリストのオランダ代表と同組となったオーストラリア代表は、第1節でチリ代表と対戦。2点ビハインドで迎えた35分、ティム・ケーヒルがW杯3大会連続得点となるゴールを挙げて1点差に迫るも、後半終了間際に痛恨の失点。1-3で敗れ、黒星スタートとなった。
グループCに所属する日本代表は初戦でコートジボワール代表と対戦。本田圭佑の先制点により1点リードで前半を折り返したが、64分にウィルフリード・ボニーの得点で同点とされると、2分後には逆転ゴールを献上。その後の攻勢も実らず、手痛い逆転負けを喫している。
ナイジェリア代表との初戦に臨んだイラン代表は、立ち上がりから主導権を握られる苦しい展開に。試合を通じて攻め込まれる場面が多く見られたが、堅い守備で応戦し、スコアレスドローに持ち込んだ。また、グループHの韓国代表はロシア代表と対戦。0-0で迎えた68分に相手GKのミスから先制点を挙げるが、74分にゴール前の混戦から失点。1-1の引き分けに終わり、ドロー発進となっている。
AFC勢の今大会初戦成績は2分2敗。過去大会におけるAFC勢の初戦結果は、2010年南アフリカW杯が2勝2敗(日本代表、韓国代表が勝利)、2006年ドイツW杯が1勝1分2敗(韓国代表が勝利)、2002年日韓W杯が1勝1分2敗(韓国代表が勝利)で、AFC勢が初戦を白星で飾れなかったのは、参加4カ国がいずれも敗れた1998年フランスW杯以来4大会ぶり。