ドイツサッカー連盟は17日、ブラジル・ワールドカップ初戦の対ポルトガル戦で負傷したDFジェローム・ボアテングと、DFマッツ・フンメルスの状態について説明した。
2選手は試合後、病院でMRI検査を実施し、ボアテングは右手親指のじん帯部分断裂で全治6週間と診断されたが、固定をすればプレーに支障はないようだ。
しかし73分に負傷退場したフンメルスは、打撲による内出血が右太腿の患部に見られるとのことで、いつチーム練習に合流できるのか、そして21日におこなわれるグループリーグ第2戦のガーナ戦に出場できるかどうかなどは、今後の回復次第という。
これを受け、フンメルスの所属先ドルトムントでCEOを務めるハンス・ヨアヒム・ヴァツケ氏が地元紙『レヴィア・シュポルト』にコメントを寄せている。
「彼が負傷退場するのを見て、ひざに問題を抱えたのかと不安があった。でもその後我々はコンタクトを取り、マッツが元気であることを確認した。今日もう1度MRI検査を行うようだ」
また同CEOは、普段ブンデスリーガではライバル関係にありながらも、ポルトガル戦でハットトリックを決めたMFトーマス・ミュラーについて賛辞を忘れなかった。
「ミュラーはバイエルンの中で私のお気に入りの選手だ。彼のリアクション速度は信じられないくらいだね。我々は彼に対して大きなリスペクトを持っている」