ブラジル・ワールドカップ、グループリーグ初戦でいきなりハットトリックを達成したドイツ代表MFトーマス・ミュラー。これにより同選手が南アフリカ大会に続いて2大会連続の得点王に輝く可能性が俄然、高まっている。
18日、ドイツ紙『ビルト』が報じた内容によると、ミュラーがアディダス社と結んでいるスポンサー契約の中には、「ワールドカップで得点王を獲得すれば10万ユーロ(約1400万円)のボーナスが支払われる」という条項も盛り込まれているそうだ。
ポルトガル戦後、アンゲラ・メルケル首相と会話をしたというミュラーは同紙にこう話している。
「首相と言葉を交わした時、彼女は『あと数ゴール取ってほしい』と言っていた。『毎試合3点じゃなくてもいいから、いくつかの試合に分けてゴールを奪ってほしい』とね。次の試合でも彼女を満足させられるように頑張るよ」
また所属クラブの大先輩にあたり、現在FWミロスラフ・クローゼと並んでワールドカップ通算14得点の記録を持っている“爆撃機”ゲルト・ミュラー氏も、その活躍を確信している1人だ。
同氏はドイツ誌『スポーツビルト』の取材に対し「トーマス・ミュラーが得点記録を塗り替えるのは確実だろう。まだ彼には2、3回出場するチャンスがあるからね」と話している。
同選手はこれまでW杯本大会通算7試合に出場しているが、1試合1得点以上の割合となる8ゴールを決めている。果たして今大会中にその数字をどこまで伸ばすことができるだろうか。