先制点を決めたハメス・ロドリゲス [写真]=FIFA via Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が19日に行われ、グループCではコロンビア代表とコートジボワール代表が対戦した。
開幕戦で白星を飾った両者の対戦。コロンビアはギリシャ戦のスタメンから変更はなく、テオフィロ・グティエレスやハメス・ロドリゲスらが名を連ねた。コートジボワールは、日本戦からサロモン・カルーに代えてマックス・グラデルを起用。ヤヤ・トゥーレやウィルフリード・ボニーらが先発となり、ディディエ・ドログバはベンチスタートとなった。
多くのサポーターが詰めかけたコロンビアは開始6分、ロングボールからフアン・クアドラードが落としたボールをグティエレスが狙い、この試合ファーストシュート。これは枠の左に外れた。
球際での激しい攻防が見られるなど、一進一退の展開に。25分にコートジボワールはシェイク・ティオテがミドルで狙ったが、クロスバーを大きく越えた。28分にはコロンビアにチャンス。カウンターで自陣からクアドラードが前線左サイドのロドリゲスへ大きく展開。そのまま中央へクロスを送ったが、ゴール前でフリーのグティエレスはボールにミートできず。ゴール左に外してしまった。
コートジボワールは31分、右サイドの高い位置でボールを奪うと、最後はセルジュ・オーリエがミドルシュートで狙ったが、GKダビド・オスピナががっちりと抑えた。前半は互いにノーゴールで終える。
52分、コートジボワールはヤヤ・トゥーレがボールキープから粘ってFKを獲得。ゴールやや右の位置から自身で狙ったが、曲がりきらずに外れた。直後、コロンビアベンチが動く。ビクトル・イバルボに代え、フアン・キンテーロを投入する。
コロンビアは59分、度々起点となっていたクアドラードがエリア内右でボールを受けると、角度のない位置から強烈なシュート。しかしGKブバカル・バリーが反応し、弾いたボールもクロスバーに当たって、得点とはならなかった。コートジボワールは直後、ウィルフリード・ボニーに代え、満を持してドログバがピッチに立つ。
64分、試合が動く。左CKを獲得したコロンビアは、クアドラードが送ったボールにロドリゲスが強烈なヘディングで合わせると、ネットを揺らし、先制に成功する。ロドリゲスは2試合連続のゴールとなった。
追いかける形になったコートジボワールはグラデルに代えてカルーを入れ、攻勢をかけ始めるが70分、コロンビアは相手陣内でセレイ・ディエからロドリゲスがボールをカット。グティエレスが拾うとスルーパスを受けたキンテーロがGKとの1対1を制して、追加点を挙げる。
しかしコートジボワールも73分、左サイドからジェルビーニョがドリブルで仕掛けると、DF2人の間を抜けてペナルティエリア内に侵入。さらにDF1人をかわすと、ニアサイドにシュートを決め、1点を返す。同点を目指すコートジボワールは猛攻を仕掛けるが、マリオ・ジェペスを中心としたコロンビア守備陣がしのぎ切り、コロンビアが2-1で勝利した。
24日に行われる第3節でコロンビアは日本、コートジボワールはギリシャと対戦する。
【スコア】
コロンビア 2-1 コートジボワール
【得点者】
1-0 64分 ハメス・ロドリゲス(コロンビア)
2-0 70分 フアン・キンテーロ(コロンビア)
2-1 73分 ジェルビーニョ(コートジボワール)