ガーナ戦で同点弾を挙げたクローゼ [写真]=Getty Images
ドイツ代表は21日、ブラジルワールドカップ、グループリーグ第2戦でガーナ代表と戦い、2-2の引き分けに終わった。
試合後の会見でドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督は、自分達のミスから逆転されたことを認めたが、最終的に勝ち点1を取れたことについて大きな不満はないようだ。
「先制したにもかかわらず、何もないところから2失点を喫してしまった。しかし選手達は、再び同点に追いつくというモラルを証明してくれた。試合後の彼らは相当疲労が溜まったようだったね。我々は、先制点を決めた後は出来るだけコンパクトさを保てるようにし、機を見て相手ゴールへ迫るようにしていたが、ガーナ最終ラインの裏に抜けることは上手く出来なかった。(途中から投入された)ミロスラフ・クローゼとバスティアン・シュヴァインシュタイガーがチームを蘇らせてくれた」
また、ドイツ紙『ビルト』は同代表の採点を発表(※最高点1、最低点6)。値千金の同点弾を決め、元ブラジル代表ロナウド氏が持つワールドカップ通算最多得点記録に並んだクローゼについては「ファーストタッチが同点弾に。彼の通算15得点目はジョーカーとしてのゴールだった」と評価し、チームを救ったゴールとその存在感から、ドイツ代表唯一となる採点1を与えた。
兄弟対決に注目が集まったDFジェローム・ボアテングについては「異母兄弟ケヴィン・プリンス・ボアテングとの1対1の場面では6回全てに勝利。しかし筋肉系の問題により前半で退いてしまった」と、少し厳しめの4点を付けている。
そしてチーム最低の採点5をもらったのは、主将DFフィリップ・ラームと途中出場のDFシュコドラン・ムスタフィの2名。ラームは「今日のキャプテンは、試合をオーガナイズすることが出来なかった。彼のボールロストから逆転ゴールを決められてしまった」とポジティブな面は全く記されず、ムスタフィも「すでにワールドカップ出場2試合目となるムスタフィは、同点弾を浴びたシーンで、もっと積極的にアンドレ・アイェウに体を寄せなければならなかった。(彼と交代でベンチに下がった)ボアテングよりも、攻撃に比重を置きすぎた」と酷評されている。
全選手の採点は以下の通りとなっている。
<採点1>
ミロスラフ・クローゼ
<採点2>
マッツ・フンメルス
バスティアン・シュヴァインシュタイガー
<採点3>
マヌエル・ノイアー
ペア・メルテザッカー
マリオ・ゲッツェ
トーマス・ミュラー
<採点4>
ジェローム・ボアテング
ベネディクト・ヘヴェデス
サミ・ケディラ
トニ・クロース
メスト・エジル
<採点5>
フィリップ・ラーム
シュコドラン・ムスタフィ
<採点6>
該当者なし