先制点を決めたスリマニ(背番号13)、手前左は韓国代表のホン・ミョンボ監督 [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第2節が22日に行われ、グループHでは韓国代表とアルジェリア代表が対戦した。
開幕戦でロシアと引き分けた韓国はメンバー変更なし。ベルギーに初戦敗れたアルジェリアは5選手を入れ替えて同試合に臨む。
試合は序盤からアルジェリアがペースを握る。開始2分、左からのクロスをソフィアーヌ・フェグリがシュートしたが枠の上。2分後にもゴール前の混戦からヤシーヌ・ブライミが狙ったが、これもクロスバーを越える。9分には右CKからイスラム・スリマニがフリーでヘディングシュートを打つも、これも枠を捉えられなかった。
アルジェリアの攻勢が続く中、迎えた26分、自陣からカール・メジャニが送ったロングボールにスリマニがDF2人と競り合いながら間を抜けてゴールへ流し込み、先制点を獲得する。さらに2分後には、左CKからラフィク・ハリシェが強烈なヘディングを叩き込み、追加点を得る。
38分、アルジェリアはまたも自陣からのロングボールを相手DFがクリアミスすると、スリマニが拾い、ペナルティエリア内左から中央へパス。アブデルモメヌ・ジャボが左足でゴール右へ流し込み、早くも3点目を獲得した。アルジェリアが圧倒して試合を折り返す。
前半、シュート0本に終わっていた韓国は50分、自陣からのロングボールをペナルティエリア内右のソン・フンミンがキープ。そのまま持ち直してからのシュートがGKの足の間を抜けてネットを揺らし、1点を返す。57分、韓国はパク・チュヨンに代えて、長身FWキム・シンウクが入る。60分にはキ・ソンヨンの強烈なミドルシュートが枠を捉えたが、GKライス・エムボリが弾き出した。
後半は押し込まれる時間が多かったアルジェリアだが62分、フェグリが右サイドから中央へボールを持ち上がるとブライミへパス。そこからフェグリとのワンツーでペナルティエリア内に侵入すると、ブライミがGKとの1対1を冷静に制して、大きな追加点を得る。
韓国はイ・チョンヨンに代え、ロシア戦で1得点のイ・グノを64分に投入。72分、韓国はロングボールをキム・シンウクが競ると、こぼれ球をソン・フンミンが拾ってシュート。これはブロックに遭うが、さらにボールを拾ったイ・グノが中央へ折り返し、最後はク・ジャチョルが押し込んだ。終盤パワープレーで反撃する韓国だが、2点のビハインドを返すには至らず。アルジェリアが4-2で勝利し、今大会初勝利を挙げた。
26日に行われる最終節でアルジェリアはロシア、韓国はすでに決勝トーナメント進出を決めたベルギーと対戦する。
【スコア】
韓国 2-4 アルジェリア
【得点者】
0-1 26分 イスラム・スリマニ(アルジェリア)
0-2 28分 ラフィク・ハリシェ(アルジェリア)
0-3 38分 アブデルモメヌ・ジャボ(アルジェリア)
1-3 50分 ソン・フンミン(韓国)
1-4 62分 ヤシーヌ・ブライミ(アルジェリア)
2-4 72分 ク・ジャチョル(韓国)