同点ゴールを決めたスリマニ(左) [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節が26日に行われ、グループHではアルジェリア代表とロシア代表が対戦した。
勝利した時点で初の決勝トーナメント進出を自力で決める勝ち点3のアルジェリアは前節から1選手を変更。こちらも初のベスト16入りを目指す勝ち点1で3位のロシアも、同じく1名の変更となった。
試合は序盤に動く。6分、ロシアは左サイドからドミトリ・コムバロフがクロスを上げると、アレクサンドル・ココリンがヘディングで合わせて、早々に先制点を獲得する。
ロシアはその後もペースを掴み、ココリンを中心に優勢に進める。26分にはドリブルで中央を持ち上がったオレグ・シャトフがミドルシュートを打ったが、枠を捉えられなかった。
アルジェリアも29分、左CKからニアサイドでコースを変えると、イスラム・スリマニがヘディングシュートで狙ったが、GKイゴール・アキンフェエフが好守で防ぐ。また、アイサ・マンディがアキンフェエフの目の前にいたため、オフサイドとなった。
前半の中盤から攻める時間の増えたアルジェリアは43分にまたも左CKからスリマニがヘディングで合わせたが、GKアキンフェエフの正面をついた。ロシアのリードで試合を折り返す。
ハーフタイムにロシアはデニス・グルシャコフに代えて、イゴール・デニソフを投入する。47分、ロシアはアレクサンドル・サメドフがココリンとのワンツーからシュートしたが、GKライス・エムボリが抑えた。
迎えた60分、アルジェリアは再三チャンスをセットプレーから同点とする。左サイドの深い位置でFKを得ると、ヤシーヌ・ブライミがファーサイドに上げたボールを、スリマニがヘディングで合わせてネットを揺らした。
引き分けだと敗退になるロシアは67分にシャトフに代え、アラン・ジャゴエフを投入。一方のアルジェリアはブラヒミを下げ、ハッサン・イェブダが入る。アルジェリアはその後、ロシアの攻撃を抑え込み、1-1の引き分けに終わった。
アルジェリアは勝ち点を4とし、2位でのグループリーグ突破が決定。1982年の初出場から4回目の本大会で初の決勝トーナメント進出となった。
【スコア】
アルジェリア 1-1 ロシア
【得点者】
0-1 6分 アレクサンドル・ココリン(ロシア)
1-1 60分 イスラム・スリマニ(アルジェリア)