カメルーン戦でゴールを決めたブラジル代表FWフレッジ [写真]=Getty Images
ブラジル・ワールドカップのグループリーグ第3節カメルーン戦で大会初ゴールを決めたブラジル代表FWフレッジは、記者会見でチリ代表の強さを高く評価した。ブラジルのスポーツメディア『terra』が伝えている。
決勝トーナメントの初戦がチリに決まったことについて、フレッジは「スピーディーで技術の高いチーム。セレソンにとって難しい相手になると思う」との見解を示した。だがその一方で「我々がチーム一丸となって戦えば破ることは可能」とも述べた。
フレッジはクロアチア戦、メキシコ戦とゴールを決められなかったことで国民やメディアの厳しい批判にさらされていたが、カメルーン戦でゴールを決められたことで精神的な重圧からはだいぶ解放されたという。
「私を批判する声があったことは知っているが、チームは試合を重ねて課題を克服していっているし、私自身も改善できている。今のような流れにあるとき、私のパフォーマンスは向上する傾向にある。だから次戦以降も楽しみにしていてほしい」
一方、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの処罰に話題が及ぶと、フレッジは自身の見解を次のように説明した。
「スアレスが試合中に犯した愚行を否定することはできないけれど、選手として、ひとりの人間として国を背負って死に物狂いで戦っている最中のアクシデントだから、FIFAの処分は厳しすぎるのではないか。このままでは彼の選手生命が絶たれてしまう可能性まである。万が一そうなったら、それはあまりに悲しい」
(記事/Cartao Amarelo)